【知っておくべき子供の犯罪】もしも自分の子供が万引きしてしまったら?親がやるべき4つの対応

子育て・出産

子育て中の皆さんお疲れ様です。
「もしも自分の子供が犯罪してしまったらどうしよう」と日常的に考えているママやパパは少ないと思いますが、いざ子供が万引きをしてしまった時に、パニックにならないために今回は重めのテーマである「子供の犯罪」から「窃盗」いわゆる万引きについて、ママやパパがやるべき対応を紹介していきます。

万引きに気が付くケース

まず最初にママやパパが子供の万引きに気が付くよくあるケースを紹介します。

店舗からの連絡

万引きをした店舗のスタッフなどに見つかり、ママやパパに連絡がいくケースです。
この場合は、すでに被害者であるお店側に犯罪行為が明るみになっている状況であるため、詳しい状況がわからないまま、子供と話すことよりも店舗側への謝罪や賠償の話を優先する必要があります。
とはいえ、誤認の可能性も0ではないため、必ず事実確認もさせてもらい、心象を気にするあまり過度に子供を貶める謝罪の仕方は避けましょう。

学校からの連絡

子供が自宅や保護者の連絡先を伝えなかった場合などに、学校へ連絡後に学校から連絡が来るケースがあります。
もしくは目撃した人などから学校に連絡が入るパターンもあります。
学校からの連絡があった場合、子供への状況確認はしやすい反面、被害側への確認がすぐにはできないため事実確認はしづらい場合があります。
また、学校という第三者が介入することにより、状況が変化する場合もあるので、片方だけを信じることなく公平な目線と状況の見極めが重要になります。

警察からの連絡

万引きが見つかり、警察に連れていかれ、身元の引き受けが必要な状況です。
万引きの状況を警察側から説明はありますが、疑問に思ったことなどはしっかりと質問し、状況と被害店舗の情報を確認しておきましょう。
警察では防犯カメラがある場合などはその状況確認も行っている場合があるため、その状況も聞けるようであれば聞いておいてから、身元引受の手続きを進めておきましょう。

買った覚えのないモノが増えている

子供の持ち物から買った覚えがないものが多数見つかるなどで、万引きの可能性が出てきた場合は事実確認は非常に困難です。
万引きをした店舗、万引きした数、いつ行ったのかなど確認しなければならないですが、素直にすべて話しをしてくれる子供は多くありません。
また、ママやパパも焦燥感や怒り、パニックなど子供の犯罪に直面した際には平常心でいられない場合も多く、冷静に確認をできないため、子供も怒られるから隠そうするなどの自己防衛を行います。
もらったモノか、借りたモノか、買ったモノかなど、できるだけ責めないような雰囲気や口調を心がけて、子供を怯えさせないように事実を確認していきましょう。

1.なぜ万引きをしたのか理由を確認する

子供が万引きなどの犯罪に走るには、家庭環境や境遇への不満、自分の居場所がない、スリルを求めて、周りがやっているから、衝動制御障害(窃盗症)など様々な理由があります。
この「理由」を聞き出すには時間が必要で、子供がすぐに本当の理由を話してくれることはないと思っておいてください。

人は自己防衛のためにウソをついたり泣きじゃくるなど、心理学上「防衛機制」と呼ばれる態度をとる場合が多くあります。
そこで子供たちを責めたり、感情をむき出しにしてはますます本当のことを話してくれることはありません。
また、頭の回転が速い子供であれば、「大人が納得しやすいウソ」をつく場合もあります。
では、真実を知るにはどうすればよいのか、それは「話の掘り下げと裏どりを行う」ことです。
子供の話を聞いて、例えば「周りの友達もやっていた」ならば「誰がやっているのか」を子供に確認し、学校や周りの親にも確認をするなどで、事実かどうかは確認できます。

ただ、真実かどうかを追及するよりも、「理由を聞いて、問題を取り除き、再発防止に努める」ことに重点を置いてあげてください。
真実だけを追求し続けると、それがウソだった場合や本当のことでも「信じてもらえなかった」と子供をさらに追い詰めてしまうことがあります。
更生するには信頼関係と安心感がとても重要です。

90%以上の子供たちは万引きが悪いことだと知っている

文部科学省と警察庁の協力による、「特定非営利法人全国万引犯罪防止機構」が実施した調査では、小学生、中学生、高校生のずれでも「万引きは絶対にしてはいけないこと」と90%以上の子供たちが認識しており、この認識は年々高まっている傾向にあるそうです。
つまり、ここに該当する子供たちは、万引きが大人に露見した時点で、一定の罪悪感を感じているとも言えます。
もちろん罪悪感を感じない子供もいますが、罪悪感を感じている子供を厳しく叱責するだけでは、万引きの問題を解決するには至らず、むしろ悪化したり別の問題が発生する場合もあります。

2.一緒に謝りに行く

店舗に謝罪に行く際は必ず、当事者である子供と一緒に謝りに行きましょう。
親が真摯に謝罪している姿は子供たちにとって、自分がやったことへの重大さを気が付くきっかけになったり、悪いことをしたときの対応を学ぶことにつながります
この際心からの謝罪ではなかったり、謙虚さにかけていたり、モラルに反する対応をとってしまうと子供にも悪影響があり、被害者側も許してくれないなど悪い方向に向かってしまいます。
相手側からの過度な要求をすべて鵜呑みにする必要はありませんが、加害者である認識を忘れずにしっかりと頭を下げて、真摯に対応をしてください。
場合よっては、被害者側が法に則った対応をされる場合もありますが、受け入れて対応してください。

子供が14歳未満の場合

子供が14歳未満の場合には、刑事責任能力がなく逮捕されることもありません。
しかし、逮捕されないとはいっても児童相談所へと送致され、子供や保護者に注意のうえ、誓約書を書かされたり、福祉司などに指導を委託されたりする可能性があります。
家庭環境によっては、里親などに預けられたり養護施設に入れられる可能性があります

子供が14歳以上20歳未満の場合

子供が14歳以上20歳未満の場合には、家庭裁判所で少年法に基づいた処分が下されます。
更生を促す処置であるため、しっかり受け入れて、更生するためにママやパパも対応していきましょう。
以下のような処分があります。

  • 保護観察処分:子どもに保護司を付けて生活状況を観察させる処分
  • 少年院送致:決めれられた期間を少年院で過ごす処分
  • 検察官送致:内容が重大なケース(強盗致傷など)があれば、検察官に送致され刑事裁判となる処分
  • 不処分:十分な反省や再犯の可能性が低い場合には、処分を行わない不処分になる

3.一緒に解決策を考える

解決策は必ず子供と一緒に考えてください
万引きの理由、原因は子供の中にあり、大人だけでアレコレ考えて決めたことを子供に押し付けても、まったく意味が無いだけではなく、反発を招き結果としてさらに悪い事態になる可能性があります。
時間がかかってよいので、じっくり子供の考えを聞いて、ママやパパもその考えを否定するのではなく、深堀してより現実的に実行可能なものにしていくようしてください。

もしも一緒に考えた解決策の正当性がわからなくなったら、第三者に相談してみましょう。
その場合は「~さんが言っていたから」と言って鵜呑みにするのではなく、吟味して1つのアドバイスとしてとらえておきましょう。

4.カウンセラーや精神科医に相談する

理由を聞き出したり、解決策を考えることは非常に難しい対応です。
子供の犯罪はママやパパにとっても非常にショックの大きい出来事です。
「子供がウソを言っているかもしれない」「解決策もこれでいいのかわからない」といった疑心暗鬼になってしまう場合もあると思います。
そんな時はスクールカウンセラーやチャイルドカウンセラー、精神科医の力を借りましょう
子供の心理状況やママやパパの悩みなどの相談にも、しっかり乗ってくれます。
プロの知識を借りることで、気が付けなかった子供の本当の悩みや今後どう接していけばいいかなどもしっかりわかるようになり、子供やママ、パパの助けに必ずなります。

前述した「衝動制御障害」の場合、児童精神科、心療内科、精神科で診察してくれます。
もしも、子供の行動に疑問を持ったり改善が見られない場合などはしっかり受診してみるのも、子供を知ることにつながるため、おススメです。

まとめ

子供の万引きは「子供がやったことだから」では済まされない「犯罪」です。
親として社会的責任をしっかり全うしつつ、苦しんでいる子供への対応もしなければなりません。
子供に厳しくするだけでも、甘やかすだけでもいけない非常に難しい問題でもあり、ママやパパにとっても精神的、社会的影響も辛い出来事になります。
家族だけで抱えきれない場合は、カウンセラーや医師の力を借りる選択肢があることを忘れないでください。
子供の犯罪が原因で家庭が崩壊することもあるため、子供のため親としても家族としても、しっかり向き合っていきたいですね。