【実践してみた】子供の癇癪が起きる前にできる魔法の行動

子育て・出産

子供が癇癪を起してしまうと、こちらの精神的にもつらくなる時ありますよね?
筆者も子供がよく癇癪を起し、抱っこしてもダメ、優しくしてもダメ、ほっといてもダメ、おもちゃやお菓子でもダメの本当に鬱になりそうな時期を過ごしていましたが、きっと癇癪を起している子供のほうがつらかったはずです。
癇癪を起す時期はほとんどの子供にあり、子供の成長には必要な時期とはわかっているのですが、少しでも気持ちに余裕をもっておきたいですよね。
そんな子供の癇癪にお困り中のママ&パパに、筆者が実践してかなり楽になった方法をご紹介します。

事前準備:癇癪が起きるサインを知っておく

癇癪が起きるサインがあるのを知っていますか?
子供の癇癪がなんの前触れもなく起こっているわけではありません。
気が付いていないだけで、実は癇癪に起こすサインをだしているので、まずサインを知るところから始めてください。
例えば…

  • 「イヤ!」と強く言い始める
  • 口がとがり始める
  • 身振り手振りが大きくなる
  • 声が大きくなり始める
  • 何度もものをねだってくる
  • 叱られてるときに反抗的な態度をとってくる

上記のような行動が見られたら癇癪を起す一歩手前です。
お子さんの癇癪のサインを覚えておくと今後大変役に立ちます。

事前準備:子供の興味を引く「一言」を見つけておく

お子さんが好きなものや興味がありそうなものは何でしょうか?
おもちゃ?おかし?ご飯のおかず?なんでもよいので、お子さんの興味を引けそうな鉄板ワードを用意しておきましょう。
例えば…

  • お手伝いしてほしい
  • ○○で遊ぶ?
  • ○○食べる?
  • 今日雨降ってるからか傘さす?
  • テレビ見る?
  • 今日のご飯なんだと思う?

ここで重要なのはお子さんの興味を引けるワードであることです。
ポジティブな意味で興味を引けるワードを覚えておきましょう。
反対にネガティブなワードや大きな声を出すなどではお子さんを大きく傷つけることになりますので、絶対にやってはいけません。

今回の本題:癇癪を起す前にできること

事前準備の項目でサインや興味を引くワードについてお伝えしましたが、簡単にお伝えすると癇癪を起す前のサイン」がでたら「興味のあるワードを投げかけ」て意識を逸らしてあげることです。
すごく簡単に見えるんですが、サインとワードさえものにできたら本当に簡単です。
今日からでも実践できるので、皆さんもぜひ試してみてください。

この方法は保育園の先生や支援員の方も実践されていて、我が家でも実際に試してみたら90%ぐらいの確立でうまくいっている方法なんですよ!
とはいえ、毎回成功するわけではなく、声のかけ方サインの見逃しなどがあると失敗してしまいます。
特に声のかけ方が重要で、楽しそうに笑顔で声をかけると成功率が上がります。

癇癪を起してから意識を逸らそうとすると、消化不良となり引きずってしまうことになりかねないので注意が必要です。
あくまで癇癪を起す前にできることだと思ってください。

その他に試したこと

子供の癇癪が日に何度も起こるので、今まで対応した一部を紹介しますね。
効果がうすかったり、悪い方向に進んだり、改善の余地があったり、成長してから効果が出てくるものもあるかとは思います。

その1:お話を全部聞いてあげる

これはどの家庭でもやっている印象ですが、子供のお話を全部肯定したり褒めながらお話を聞いてあげていました。
一定の効果はあったのですが、子供が話している間にエスカレートして癇癪を起したり、相槌に「違う!!」と言われてそのまま癇癪につながったりしてしまいました。

感情を理解しようとして質問を何度もするのもNGです。
子供はまだこちらの言葉を100%理解できるわけではないので、混乱したりして癇癪につながったり、癇癪がひどくなってしまいます。

その2:放っておく

子供が癇癪をサインを出しているのに放っておくと、そのまま爆発します。
親にかまってほしかったり、気持ちを受け止めてほしいのに相手にしてもらえないのは辛いようです。
その後、信頼関係が少し崩れる(パートナーの方によってしまうなど)ので絶対やめた方がいいでしょう。(我が家では一定期間ママにべったりになってしまいました…)
また、スーパーなどの外出先ではほかの方々に迷惑になるうえ、白い目で見られるのでやめましょう。

その3:叱る

悪いことや危ないことをしていた場合、叱ることは重要ですが一方的に叱ってしまったり、長く叱るなどは癇癪を起すようになります。
癇癪の時大きな声を出したり暴れたりしますが、その場でそれを叱ってしまい余計に暴れる事態に…。
悪いことをしたときは、子供に伝わるようにしっかりお話しつつ、癇癪自体は叱らないように心がけましょう。

その4:責める言い方をする

子供が失敗したとき「さっき言ったじゃん」や「言わんこっちゃない」などついつい出てしまう言葉が実は子供にとっては責められたと感じるようで、癇癪につながってしまいます。
こちらとしては事前に注意したのに…などの思いもあるのですが、なるべく言わないようにしましょう。

まとめ

今回は我が家で実践したもので、もっとも効果の高かった癇癪前の行動をご紹介しましたが、子供の癇癪に悩んでいろいろな人に相談して試したところかなり負担が減ったので、ぜひ家でも試してみてください。
ポイントは子供の「癇癪を起す前のサイン」と「興味を引くワード」です。
癇癪が起こってしまってからは使えない方法ではありますが、癇癪を未然に防ぐことができるため、お勧めです。
ご紹介した内容は発達障害がある子供やない子供どちらにも有効であるとされているので、お子さんの状況にかかわらず試してみてください。

癇癪に困っているママとパパ、そしてお子さんの負担が少しでも軽くなるように願っています。