これから子育てを開始、もしくは子育て中のママパパお疲れ様です。
近年男性の育休も浸透し始め、父親が育児に参加できる機会もすごく増えてきましたね。
その分増えてくるのが「偽イクメン」の父親です。
対外的には子育てに参加している風を装う彼らですが、育児をしたことがある人からしてみるとバレバレ過ぎて笑えてきてしまいますが、「ちゃんと育児に参加したいけどどうすればよいのわからない」という方も一定数いるはず。
今回は新生児編として筆者が父親として育児をしてきた中で、父親が育児に参加するため覚えておくべき10の事柄について解説します。
目次
子供が産まれる前にやるべき7つのコト
ママが文字通り命がけの出産を迎える前に、父親がやるべき7つのコトについてご紹介します。
1.「親になる」ことと向き合う
一番最初に父親になるということは自分にとってどういうことなのか、自身の中でしっかり考えてみましょう。
どのように子供にかかわりたいのか、子供のお世話やイベントに積極的に参加したいのか、ママとの役割分担をどうしたいのかについてもしっかり考えておきましょう。
自分の父親がどんな父親で、見習いたいところ、反面教師にしたいところなども考えてみましょう。
2.時間の使い方を見直してみる
子供が産まれれば今までとは違った時間の使い方をしなければならず、自分の時間を持つことも難しく、子供が寝ている時間に少しでも自分の時間を作ってみようなど、「時間」について考え直す必要があります。
また、仕事の休みの取りやすさや、家を出る時間と帰宅の時間についても改めて確認して、育児に参加できることがあるのか考えてみましょう。
3.赤ちゃんのお世話の方法を勉強しておく
赤ちゃんは自分で何もできず、誰かがついていなくてはいけません。
赤ちゃんを育てるのは本当に大変なことですが、それをママだけに任せていては家庭での居心地も悪くなれば、家庭内不和も生まれ、最悪ママが鬱になったり、離婚に至るケースもあります。
そのため、パパがおむつ替えも沐浴もミルクのあげ方もわからないでは話になりません。
最近ではYouTubeなどの動画でやり方を勉強できますし、「父親学級」「育児教室」など各自治体で教えてくれるところもあれば、産院で開催しているものもあり、そこではお世話の具体的な方法を教えてくれるため、利用してみるのもよいでしょう。
4.赤ちゃん用のアイテムを確認しておく
ミルクが固形タイプなのか粉タイプなのか、哺乳瓶の使い方や洗い方、オムツの種類やサイズなど、赤ちゃんをお迎えする前に必要なアイテムをいろいろ準備するかと思いますが、本来であればパパもママと一緒になって選べるのが理想です。
仮にママの趣味を優先するためや時間がないなどで、アイテムの用意に参加できなかったとしても、最低限使い方やアイテムの種類、収納場所だけは確認しておきましょう。
使う際に毎回聞いてしまうようでは、頼りになりません。
可能であれば使っているオムツやミルク、ニップルなどの消耗品はメーカと種類まで覚えておけると、買い出しの際も安心です。
5.市役所での手続き方法を確認しておく
子供が産まれたら、お住いの地域にある市役所と職場に各種申請が必要になります。
赤ちゃんを産んだばかりのママは、命がけの出産を終えて、動けないと思ってください。
そのため、里帰り出産などで離れていない場合、パパが必ずやりましょう。
基本となる手続きは下記のとおりです。
6.最低限の家事はこなせるようにする
子供が生まれてすぐはママはほとんど動けないと考え、家事も最低限こなせるように考えておきましょう。
「一人暮らししたことあるから家事なんて余裕」「やったことないけどほとんど機械がやってくれるから…」そんな考えの方いませんか?ちょっとだけ正解です。
洗濯乾燥機、ルンバ、食洗器の使い方さえ覚えれば、あとは下記できれば完璧です。
仕事やそのほかもタスクもあり、とても大変ですがなるべく自分本位にならずママの意見なども聞いて、クオリティの面など夫婦で歩み寄りながら、できると最高ですね。
家族がいる場合の家事は一緒に住む人たちがどうすれば気持ちよく過ごせるのかを念頭に置いて、自分の基準で考えないことが重要ですが、たまにはお惣菜やデリバリーなどを利用するなど適度に手を抜かないときつくなることも覚えておきましょう。
7.育休の申請が可能か確認しておく
近年では男性の育児休業取得も増えてきています。
パパの会社でも取得可能なのか確認をするとともに、出世に響いたり、復帰後は違う部署に異動などを行う会社かどうかも確認しておきましょう。
長い目で見た時に収入面に大きな差が生まれてしまう場合もあるため、確認した情報をもとにしっかり夫婦で話し合いをしてください。
子供が産まれたらやるべき3つのコト
家に赤ちゃんをお迎えした後にやるべきことを3つご紹介します。
1.ママの体調を把握しておく
産後の状態は人によって異なります。
しかし、絶対にみんな疲れ切った状態であるため、最低3か月は体力が戻らないことを認識しておきましょう。
男性の育休は長くて1か月程度が多いため、3か月もの間休めない場合は、家事と夜中の対応ぐらいはできるようにしたいですね。
とは言え、人間寝ないと死んでしまうため、夜中の対応はママの体調と相談しながら折半できるぐらいになれると理想的です。
2.赤ちゃんのお世話に積極的に参加する
生まれる前に勉強したお世話の方法をいよいよ実践するときです。
少しの間違いや失敗もあるでしょう、最低限落としたり、ぶつけてしまったり、首に負担をかけたり、ミルクを長時間忘れるなどがなければ大丈夫です。
父性は子供にかかわることで発達していくとされているため、もしも最初にかわいいと思えなくてもかかわる時間の中で、愛おしく思える瞬間がきっと来るはずです。
ちなみに筆者も最初は赤ちゃんが苦手だったので、かわいいとも思えずに「必要だからお世話をする」ぐらいの気持ちでした。
それでも大変な思いをしながらお世話をして、初めて子供が笑ってくれた時に「父」になれて本当に良かったと感動しました。
3.各種申請を素早く済ませる
こちらも生まれる前に勉強した知識の出番です。
出生届や児童手当など期日が短い申請もあるため、赤ちゃんが生まれたらすぐに動いてください。
よく大変なことを後回しにしがちな方はとくにすぐ動きましょう。
出生届は子供の一生にかかわりますし、忘れてしまうと五万円以下の過料が課せられる場合もあります。
まとめ
赤ちゃんが生まれるとやらなきゃいけないことが一気に増えます。
そのタスクを一人でやろうとすると、かなりの負荷がかかり過ぎため、ママだけでなくパパもできるようにあらかじめ覚えておくことが必要なんですね。
今回は新生児編なので、産前産後にかかる女性への負担は男性である我々には計り知れないものがあり、妊娠出産による体力の低下、産後うつや勤め人であれば復帰やキャリアへの不安でうつになるケースも多々あります。
パパである夫が一番の味方で、支えてあげられる立場であることを忘れないでください。
余談ではありますが育児を積極的にやっていると「偽イクメン」や「自称イクメン」がすぐに見分けられるようになり、言動を見ると笑ってしまうぐらい滑稽です。
本当の「イクメン」になって、家族を守ってあげてください。