子育て中の皆さんお疲れ様です。
子供に何かやってもらい時や挑戦する前に、「でも~」や「もしも○○だったらどうしよう」など失敗を恐れて足踏みしてしまうことありませんか?
せっかくの機会なのに挑戦してくれなかったり、今がチャンスなのに動けないと子供の将来にとってマイナスになってしまうこともあります。
今回は自信が持てない子供に、どんな声掛けをしていけば自信を持ってくれるのようになるのか、現役チャイルドコーチが解説していきます。
目次
日本人は自己肯定感が低い?
日本の子供たちは諸外国と比べて、自己肯定感が低い傾向にあるのはご存じでしょうか。
とはいっても、徐々に改善の傾向にあるのですが、2024年に政府が発表した「こども白書」では、13~29歳に「自分自身に満足しているか」と自尊感情を尋ねた調査で、「そう思う」と答えた割合が日本では57.4%と、他の4カ国より14ポイント以上低かったことを紹介したそうです。
2018年より12.3%改善しているので、近年の「自己肯定感」に関心が寄せられている影響があるかもしれません。
子供たちの「自己肯定感」はそのまま自信にもつながるため、高いに越したことはないでしょう。
現在育児に奮闘されているママやパパも、子供が失敗を恐れずに挑戦できるように声掛けのコツを覚えていただけたら幸いです。
失敗を恐れる子供への声掛け
「失敗したらどうしよう」「怒られるのがこわい」「笑われるのが恥ずかしい」などの理由から挑戦をあきらめてしまう子供は多くいますが、ママやパパも同じような経験があるはずです。
失敗を恐れるのは子供だけではなく、大人になった私たちも失敗を恐れて挑戦をあきらめてしまうこともありますよね。
今の時代コンプライアンスなどもあり、大人であれば直接馬鹿にされたり、厳しい叱責をされることは少ないですが、子供たちの間ではその場で笑われてしまったり、心無い言葉を言われてしまうことも多々あります。
そのような環境の中でも子供たちが失敗を恐れず挑戦するためには、子供たちの意識を変える言葉の力がとても大切です。
失敗は成功するための経験
失敗をすることは「終わり」ではなく、「失敗は経験」と意識できるようすることで、失敗に対する認識が変わっていきます。
成功するためには何が足りなかったのか、今回うまくできたことは何か、次にどうすればうまくいくかなどを考えるための「経験」になるように、「失敗したこと」に意識を向けさせるのではなく、「経験を次に活かす」ことに子供たちの意識を向けてあげましょう。
そうすることで、失敗しても徐々に挑戦していくことを恐れなくなってきます。
声掛けの例
「失敗は成功するための経験になるよ」
「この経験を次に活かすためにはどうしたらいいかな?」
「いい経験ができたね。この経験から学んだことを活かせば次はきっと成功するよ」
失敗は成功までの過程
私が学んだコーチングに「未成功」という言葉があります。
失敗は成功に近づいていることであるとして、0か100だけで測らずに失敗の中でもうまくできたことは何か、足りないものは何かを考え、失敗を成功にするための経験としてとらえる考え方です。
成功を100とした時に、今回の失敗では50できているから残りの50をどうすればいいか、考えていけるような声掛けをしていきましょう。
そうすることで、失敗したことよりも、どうすれば成功までたどりつけるのかに意識が向けられるようになります。
声掛けの例
「失敗したんじゃないよ、今はまだ未成功の状態だから、成功させるにはどうしたらいいかな?」
「今回うまくできたところはなにかな?」
「成功させるために足りないことはなにかな?」
挑戦と失敗を褒める
失敗を怖がる原因として、大人からの叱責や悲観などもあげれます。
子供が失敗したときママやパパはどのような反応をしていますか?園や学校の先生、習い事の講師の人はどうでしょうか。
本来であれば失敗したとしても、挑戦したこと自体が素晴らしいことのはずです。
パートナーとお互いどういった反応をしているのか確認しあったり、子供にかかわっている大人の様子や対応を観察して、必要に応じて対応や環境を変えてみましょう。
挑戦だけでなく失敗を経験したことも含めて、子供をしっかり褒めて認めてあげるような声掛けを行うことで、子供たちはママやパパの様子から「失敗は悪いことではない」と認識をしていくことができ、安心して挑戦していくことが出来ます。
声掛けの例
「挑戦している姿がかっこよかったよ」
「失敗したけどすごくいいところまでいってたよ」
「ナイストライ!成功させるために一緒に考えよう」
感情と行動は別という考え
「失敗するのが怖い」から「できない」、「自信がない」から「できない」と思い込んでしまっている子供は多くいます。
でも「怖い」や「自信がない」という気持ちがあっても、意外とうまくできることもあります。
そんな成功体験が感情を変えてくれることもあり、子供たちには「怖いけど」「自信がないけど」挑戦してもらえるように声掛けをしてみましょう。
大人になると失敗が怖くても、自信がなくてもやらなくてはいけない場面が多々ありますよね。
子育てもその一つだと思っています。
子育てに自信があるママやパパはあまり多くないからこそ、情報を集めたりしながら、やらなければならないことを頑張っているんだと思っています。
その時にどんな言葉をかけてほしかったのか、思い出しながら子供に接してみてください。
声掛けの例
「怖い気持ちすごくよくわかるよ。でも意外とうまくいくかもしれないよ」
「自信がなくても挑戦しているうちに自信がついていくよ」
「怖いよね。ほかにどんな気持ちがあるかな?どんな行動をとれば和らぎそう?」
子供の状態を確認する
失敗することは悪いことじゃないと思ってもらうための声掛け方法を解説しましたが、トラウマを抱えているなど子供の状態によっては注意が必要です。
感情が行動を制限してしまうことも多々あるため、子供の気持ちや状態をしっかり確認し、場合によっては挑戦をストップさせる判断も重要です。
例えば、トラウマで過呼吸になってしまう、大きな声で泣きわめいてしまうなど、過剰な反応をする場合には挑戦できない別の理由があります。
その際にはコーチングではなく、カウンセリングをおススメします。
まとめ
失敗を怖がらないようにするためには、矛盾しているようですが「挑戦する」という体験を積み重ねていくことがとても重要です。
挑戦の体験を積むためには、失敗でも成功でも行動を起こさなければ始まりません。
今回解説した声掛けを通して失敗を怖がる子供たちに、「挑戦は失敗しても経験になるから、どんどん挑戦していくことが大事なんだよ」ということを知ってもらいましょう。
ママやパパも子育てに挑戦している最中だと思いますが、どんな声をかけてもらったら安心できたのか、怖い時にどんな言葉が欲しかったのか、自分の親にどんな対応をしてほしかったのかを思い出しながら、子供たちに対応をしてあげると自然な言葉で、子供を勇気づけることが出来るかもしれません。
子供が怖がらずに挑戦していけるようになるのは、親として本当に喜ばしいことだと思います。
ママやパパの言葉、対応だけでも子供たちの才能はどんどん伸びていきます。
反対に何気ない対応が、才能の芽を摘むこともあるので、今回紹介した内容を子育ての参考にしてみてください。