子育て中のママパパお疲れ様です。
子供の能力を伸ばしてあげたいと考えるのは親として、当たり前のことですよね。
とくに今のような時代は人に迎合するだけよりも、自分で考えて行動していけるようにならなければ、損をしてしまったり、状況によっては悪いことでも他の人がやっているからと考えなしに犯罪を犯してしまうケースもあります。
今回はカウンセラー&コーチをしている筆者が、家庭出来る考える力を伸ばすための質問方法を解説していきます。
目次
考える力を伸ばすメリット
考える力を伸ばすといっても、実際にどんなメリットがあるのか見てみましょう。
問題解決・意思決定能力の向上
代表的なものとして問題に直面した際に、解決までのプロセスや意思決定までのプロセスを考えられるようになり、ゴールに到達するまでが早くなったり、ゴールの確度が上がるとされています。
また、トラブルになりそうな場合においても事前に準備する力も備わります。
反対に問題解決能力が低い人では、例えば問題が起こった際に、慌ててしまい、考えなしの行動をとる人や呆然する、人のせいにするなど解決しようとしない人を、会社や日常生活でも見ることがあるかと思います。
これは問題を解決した結果を想像して、そこまでのプロセスを考えられずにいる状態です。
今何を言ったら、行ったらどのようなことが起こるのか、問題解決のために必要なことなのかを考えられない結果ですね。
コミュニケーション能力の向上
考える力が身につくと、人との関わり方も変化していきます。
「この人はこういう性格だから、丁寧に接したほうがよい」など相手の性格や特性を理解し、対応を変えることが出来るようになったり、「今の言葉にはこんな意味があるのかな」など言葉の背景を読み取れるようにもなります。
また、自分の考えを道筋を立てて理解することにより、相手に伝わりやすくなったり、反対に相手の話す内容を理解しやすくなるため、結果としてコミュニケーション能力の向上が見込めます。
学習能力の向上
考える力は、物事をより深く理解するために非常に役立ちます。
これは学習面においても同様で、「なぜこの答えになるのか」に疑問を持ち、より深く調べてみたり、ただ覚えるよりも記憶の定着がよくなっていきます。
また、学習計画立てる際にも、より精度の高いプロセスを組み立てることもできるようになり、学習もはかどっていきます。
その他
その他にも考える力を伸ばすと下記のようなメリットがあります。
考える力を伸ばす方法
コーチングでは答えは相手の中にあるとして、「やる気を引き出す」ことにより問題解決や目標を達成できる力を身に着けてもらう考え方が必要です。
ですが、ママパパではずっとやる気だけを引き出すのではなく、知識や常識を教える必要もあるため、簡単にできて、使う場面も多い質問のやりかたや考え方などについて簡単にお伝えします。
教えるのではなく考えてもらう質問
ママやパパが子育てをしていると「これは何?」「なんで」と質問を受けることも多いのではないでしょうか。
その時に「これは○○って言うんだよ」「こんな時はこうしたほうがいいよ」など知っているものであれば答えてあげていませんか?
コミュニケーションの一環としては問題何のですが、考える力を伸ばしたいのであれば、子供に考えてもらう質問を投げかけましょう。
例えば「PCは何に使うものなのか」について質問されたとしましょう。
「これが何かわからないんだね。いつもこれで何をやっているか知っているかな?」とすぐに答えを教えるのではなく、子供自身がどう思うのか、感じるかについて質問をしていきます。
繰り返し行っていくことで、自分で考えるクセがついていきます。
質問を深堀していく
子供への質問して、返答があった後は質問を深堀していきます。
子供が「いつもお仕事をしている」と答えた場合には、「正解!お仕事で使っているものだけど、どう使っているかわかるかな?」といったように質問を重ねていき、子供がより深く理解できるように質問と回答のラリーを続けていきましょう。
もちろん適度な着地点を設定しておかなければ、永遠に終わらない場合があるので、注意が必要です。
子供に調べてもらう
質問のラリーを続けていても知識不足により、答えにたどり着けない場合もあります。
そんなときは、子供自身に調べてもらいましょう。
ママやパパは調べ方や調べる道具の使い方を教えるまでにとどめておき、実際に調べるのは子供自身です。
そして調べた結果を子供に質問するようにしましょう。
もしも「まだ調べ切れていない」という回答があった場合は、「一緒に調べよう」といったように子供と一緒になって調べることで、子供はやる気を出してくれる場合が多いですが、無理強いにならないように気をつけましょう。
拡大質問で質問する
子供に考えてほしい時は「拡大質問」という、YESかNOでは答えられない質問を投げかけていきましょう。
拡大質問で質問をすることにより、相手は自分の言葉で話す必要が出てくるため、答えるために必ず自分で考えることになります。
なるべく拡大質問を使うことにより、考える機会を増やし、考えるクセを身に着けるように取り組んでいきます。
限定質問も活用する
拡大質問をしたときに「わからない」やずっと考え込んでしまう場合には、拡大質問ではなくYESかNOで答えられる「限定質問」を使って答えやすい質問をしてウォーミングアップをしていきましょう。
子供の考え・発想を受容する
子供に質問をしたり、考えさせるためには「受容」の姿勢がとても大切です。
「受容」は肯定や否定とは違い相手のことをそのまま「受け入れること」を指します。
なぜ受容の姿勢が重要なのかと言うと、子供に考えてもらう際にママやパパから肯定・否定の言葉があった場合、自身の考えよりも相手にどう思われるかが先行してしまいます。
そうなると子供自身の発想や自由な考え方とは違い、相手から肯定してもらえる答えを探すようになってしまいます。
これは考える力ではなく、相手の顔色ばかり窺うようになってしまいます。
可視化する
考える力を伸ばすときに大切なのは疑問を整理することです。
前述した「質問」も繰り返しているうちに最初の内容を忘れてしまい、質問と回答と結果があらぬ方向に行ってしまうのは、最初のうちはよくあることです。
そこで、質問と回答をホワイトボードに書いたりするなどして可視化しましょう。
マインドマップやコンセプトマップを利用するのも良いかと思います。
慣れてくれば、考えを図解してわかりやすくまとめることもできるようになり、より疑問への理解が深まります。
実践する際の注意事項
子供の考える力を伸ばすために、本ページの内容を試す際に絶対に注意してほしい内容をご紹介します。
コーチと親の違いを理解する
コーチングをしている我々とママ・パパの立場は大きく違います。
もしもコーチングを学んだことがあれば、その違いを感じる方もいらっしゃると思います。
コーチがお子さんと関わるのは、「第三者の大人」としての立場、「かかわる時間が限定的」であることからお子さんとの信頼関係もママやパパとは違います。
常識や生活の方法など色々教える立場ではなく、打算を抜きに甘えられる、真っ先に助けを求められる立場でもありません。
そのため、本ページのようなコーチングがうまくいくとも言えます。
ママやパパは子供にとって心のよりどころでもあり家族です。
子供が甘えてきたり、家族だから話せないこともあるかもしれないので、完璧でなくてもできるところから少しづつ取り入れてみてください。
しつこくしない
一緒に過ごす時間が多いママやパパがずっと拡大質問ばかりですぐに答えてくれないことが続いていくと、子供にとっては少なからず負担になる場合もあります。
何でもかんでも「子供の考える力を伸ばすため!」と思ってしまうのではなく、時には気を抜いて気軽に会話を楽しんであげてください。
すぐには結果が出ない
今回紹介した内容だけでなく、コーチング全般はすぐに結果が出るものではありません。
なかなか結果が出ないとイライラしてしまう場合もあるかもしれませんが、すぐに結果は出ないと思って気長に接してあげてください。
反対に少しでもうまくいったら子供を褒めてあげてください。
それがそれが成功の近道になります。
まとめ
今回は子供の考える力を伸ばすために、コーチングの内容から「質問」の部分に焦点を当てて紹介いたしました。
子供からの質問を上手に使えば無理なく家庭でもコーチングを取り入れることはできますので、ぜひ試してみてください。
もしも、子供が嫌がったりした場合には無理やり押し付けるのではなく、子供とよく話してからやってみましょう。
もしも、「もっと子供のやる気や考える力を伸ばしたい!」と思ったら、自分だけの力ではなくプロを頼ることも視野に入れてみましょう。