出産する病院決めが大切なことは過去の記事でもお伝えしていますが、探し方としては各病院のサイトや口コミなどをもとに探すのが一般的でした。
しかし、まさかの厚生労働省から便利なサービス「出産なび」が本日 5月30日 に開始されましたので、ご紹介します。
「出産なび」ってどんなサービス?
「出産なび」は日本全国の分娩施設の検索が可能で、「施設の情報」「助産ケア」「付帯サービス」「費用等」などの情報も施設後に掲載されている情報サイトです。
そのほかにも、関連した相談窓口や、出産育児一時金の直接支払制度などの関連した制度についてもリンクが用意されています。
各自治体ごとに用意しているお祝い金などの制度は各自治体への問い合わせが必要です。
実際に施設の検索をしてみるとアクセス方法や費用、出産育児一時金の直接支払制度の利用可否も簡潔に記載されているので、なかなか使い勝手がよさそうです。
もちろん、実際の雰囲気などは施設のHPや口コミサイトなどもう一歩踏み込んだリサーチがどうしても必要です。
しかし、最初の一歩としては情報はある程度そろっているように見受けられました。
実際の一部画面(一部モザイクアリ)は下記をご確認ください。
「出産なび」で実際に施設の検索をしてみた
実際の検索方法をご紹介します。
検索条件設定
まずは、「出産施設を探す」にある「都道府県」「市区町村」「詳細条件」の3項目を選択して、「検索」ボタンを押下して、検索結果に遷移します。
ここでは筆者の活動区域である埼玉県 川越市を入力して「詳細条件」はなしで検索してみます。
「都道府県」は3つまで、そのほかは複数選択可能なため、広範囲や絞り込みも可能
検索結果
検索条件をもとにした検索結果が表示され、施設のリンクを選択すると施設の詳細情報に飛べるようになっています。
そのほかに、施設の特徴もわかるので、簡潔な絞り込みには使えそうな印象。
まだまだ施設の網羅ができていない様子なので、検索結果に表示されない施設もあるかもしれないため、別途リサーチをお勧めします。
「地図で探す」機能もあり、Google Maps のようにも使えるみたいですが、筆者はあまりメリットを感じられず…
施設の詳細情報
検索結果で気になった施設のリンクを選択して詳細情報画面に遷移して、以下の項目に沿った情報が確認できます。
- 基本情報
- 費用
- 施設の情報等
- SNS
- 外来受付時間
- 注意事項
- 周辺マップ
- 施設詳細情報
実際の画面は長すぎるので割愛しますが、かなりの情報量が掲載されており(全施設とは限りませんが)、特に施設詳細情報の項目にある「施設の情報」「助産ケア」「付帯サービス」「費用等」の情報は必読です!
年間の分娩数や検査・検診、ケア、無痛分娩、個室の対応有無まで詳しい情報がわかりやすく表にまとまっており、費用についての内訳などもわかるため、特に初めての妊娠で気になる点がまとまっている印象です。
まとめ
初めての妊娠で、これから病院や施設を探す方々には、一度見てほしいレベルには情報が豊富です。
気になるとすれば、施設が網羅されていない、細かい部分は病院への問い合わせが必要などの情報の正確性の点ですが、知識が0の場合、まずは「出産なび」を見てみるのはアリだと感じます。
情報の正確性が気になるので鵜呑みにしすぎない点もお忘れなく
とくに!男性も施設の情報を調べてパートナーに共有するだけでなく、制度についても知ることができるため、率先して読んでほしいサイトです。
知っていますか?
女性に子供を産んでもらってから、数か月は肉体的にも精神的にも疲弊します。
役所で各種申請を行うのも、父親になったあなたが家族のためにできる大事な仕事です。
筆者もどんな制度があるのか、どんな病院とサービスがあるのか調べるのに本当に苦労しました。
ネットや医師、妻、役所に聞きなが様々な制度を知り、活用できています。
新しい家族を迎える方々がより便利になる「出産なび」を皆さんもぜひ使ってみてください