【感情的にならない方法を実践してみた】子育て中にイラっとしたときに試してほしい3つの方法

子育て・出産

皆さん育児本当にお疲れ様です。
育児中子供の言動につい感情的なった経験は誰しもがあるかと思います。
巷では感情的になるのは悪であるようなものが流布されていますが、ママとパパも人間ですし子育てを職業にしているわけではありません。
大切なのは子供や家族のため、何より自分のために上手に付き合っていくことだと考えています。
筆者も育児をしている中で、感情的になってしまうことも多々ありましたが、今回紹介する方法を試したところ、かなり軽減されましたので、ぜひ皆さんもお試しください。

感情的になりやすい場面を覚えておく

子育ての中で感情的になりやすい場面を覚えたり、パートナーと話し合って客観的な意見をもらい、覚えておきましょう。
これは簡単に言ってしまえばその場面を「回避」できれば感情的になることを減らす目的に使うことができます。
とはいえ、誰しも自身が感情的になったことに対して少なからず、負い目を感じていたり、開き直り、忘れるなどの行動をするものです。
感情的になりやすい場面を知るためのコツを紹介します。

感情的になったあとに振り返りの時間を作る

振り返りの時間は対策のために非常に重要です。
感情的になった「原因」、「なんといえばよかったのか」を反芻して覚えておきましょう。
子供が目の前にいる場合は、すぐに時間を作ることは難しいこともあるため、夜子供が眠ったあとなど時間を作ってみるといいかもしれません。

鬱などの症状がある場合はこの方法は避けた方がいいかもしれません。
効果的ではありましたが、自己嫌悪に陥りやすいため、感情的になったあとさらに気分が落ち込みやすいです。

パートナーと意見交換をする

パートナーから見た時に感情的になりやすい場面を教えてもらいましょう。
客観的に見てくれるので、気が付いていなかった部分が見えてきます。

意見交換の際は「責める言葉を使わない」「素直に意見として受け入れる」を徹底しましょう。
改善をしていくために、責める必要も相手の言葉を反論する必要もありません。
夫婦喧嘩などになれば本末転倒なため、相手とも事前にルールを決めてから話し合うことをおススメします。

怒りのタイプ診断で自身のタイプを知る

「アンガーマネジメント診断」を行って自身のタイプが何にあたるのか確認してみてください。
怒りのタイプを知ることで何に対して感情的になりやすいかの傾向を知ることができます。
傾向を知れば対策の方針が見えてくることもありますので、「怒りのタイプを知る」の項目からタイプ診断を試してみてください。

感情的になりそうな時の対処方法

感情的になる前の兆候として頭に血が上るなんて表現がありますが、恐らく皆さんも感情的になる兆候は自身の中であるかと思います。
その兆候を感じた時に実践してみてほしい対処方法をご紹介します。

ゆっくり深呼吸する

6秒かけて大きく息を吸って長く息を吐きましょう。
6秒を過ぎると怒りの衝動性は収まってきますので、冷静さを取り戻してから子供に接してあげるようにしましょう。
子供と1対1の時には非常に有効で、イライラを抑えたり衝動的にならずに済む一番おススメの方法です。

話題を大きく変える

子供の言動で感情的になりそうなときには、大きく話題を変えて子供の興味を引いてあげると、イライラの原因となる言動をとり続けることがなくなります。
子供が癇癪を起す前にも使えるテクニックですが、ママやパパのイラつきの原因を回避する有効な手段です。

その場を離れる

パートナーがいる状態のみ使える手段ですが、パートナーにその場を任せて違う部屋に行くなど、一人になれるようにしましょう。
気持ちが落ち着くまで一時的に距離を置くことで、冷静さを取り戻すことができます。
落ち着いたら子供の元に戻り、普段通りに子供と話し合いができるようしてあげましょう。

その他の気持ちを静める方法

ここでは実践はできていませんが、日本アンガーマネジメント協会が推奨する怒りを鎮めるための方法をご紹介します。
子供相手だと、怒涛の追撃があるためなかなか使いずらい方法だと感じました。

点数化

感情的になるりそうなときに6秒程度時間をおいている間に、10が最も怒りが強く0が全く怒っていない状態として、その怒りの感じ方や強さを0から10段階で点数化しましょう。
点数を過去と比較することで、怒りをコントロールするための具体的な対策を立てることができるそうです。

価値観を捨てる

怒りを感じる原因は、自分の価値観に対する脅威や不満によるものが多いとのことで、怒りをコントロールするためには、自分の価値観を柔軟に捉えることが重要となっています。
他の人の意見や状況を考慮し、相手の立場を理解することで、怒りを抑えることができるそうです。
ここでは子供の考えや行動に至った原因、月齢による傾向などを理解すればいいということになるかと思います。

怒りのタイプを知る

日本アンガーマネジメント協会によれば、怒りは6つのタイプに分類されます。
自身の怒りのタイプを知れば、何に起こりやすいのかの予想が建てられ、対策も立てやすくなります。
「アンガーマネジメント診断」を行って自身のタイプが何にあたるのか確認してみてください。
参照元:日本アンガーマネジメント協会 無料アンガーマネジメント診断

タイプ診断

自身のタイプを知るために、1~12までの質問に下記の項目から最もあてはまる回答を選んでください。
回答に点数がありますので、最終的な点数をもとにご自身のタイプを診断してみましょう。

回答の選択肢

  • まったくそう思わない:1点
  • そう思わない:2点
  • どちらかというとそう思わない:3点
  • どちらかというとそう思う:4点
  • そう思う:5点
  • すごくそう思う:6点

質問

  1. 世間には尊重すべき規律があり、人はそれに従うべきだ。
  2. ものごとは納得いくまでつきつめたいと思う。
  3. 自分がやっていることは正しいという自信がある。
  4. 人の気持ちを間違って理解していたということがよくある。
  5. 性善説よりも性悪説の方が正しいと思う。
  6. 言いたいことははっきりと主張すべきだ。
  7. たとえ小さな不正でも見逃されるべきではないと思う。
  8. 好き嫌いがはっきりしている方だ。
  9. 周りの人が自分のことを何と言っているのか気になる。
  10. 自分で決めたルールを大事にしている。
  11. 人の言うことをそのまま素直に聞くのが苦手だ。
  12. 後先考えずに行動できるタイプだ。

診断結果

質問の回答点数に対して、下記6通りの足し算を行ってください。
一番高い点数だったものが、あなたのタイプとなります。

  1. 質問1+質問7
  2. 質問2+質問8
  3. 質問3+質問9
  4. 質問4+質問10
  5. 質問5+質問11
  6. 質問6+質問12

質問1+質問7が最も高い:天真爛漫タイプ

天真爛漫タイプが持っているのは、自由な行動やストレートな発言を重視するという価値観。
自分の行動や発言に制限を受けることや、はっきりと意見を言えない相手などに怒りを感じます。

質問2+質問8が最も高い:威風堂々タイプ

自分の正しさに自信を持っていて、プライドが高い性格と分析されます。
自分の意見が否定されたときや、周囲からネガティブな評価を受けていると感じたときに、怒りの感情が強くなります。

質問3+質問9が最も高い:用心堅固タイプ

まじめで慎重、周囲への警戒感が強いタイプです。
他人からの干渉に対して、怒りやストレスを強く感じます。

質問4+質問10が最も高い:外柔内剛タイプ

人当たりは穏やかなのですが、自分自身で決めたルールは曲げない性格とみられます。自分のルールに反したことをしなければならないことや、周囲が自分のルールから外れたことをしているのを見ることが怒りのきっかけとなります。

質問5+質問11が最も高い:公明正大タイプ

道徳やマナーにこだわりのあるタイプ。
正義感が強く、周囲のマナー違反などにイライラを感じます。

質問6+質問12が最も高い:博学多才タイプ

このタイプは向上心が強い完璧主義者。
周囲の優柔不断な言動や、中途半端な行動などに対して強い怒りの感情を持ちます。

まとめ

今回は感情的になってしまった場合の対処方法や怒りのタイプ診断について紹介しましたが、これはアンガーマネジメントとして会社などにも取り入れられています。
実践してみて思ったのは、何もしないよりも子供や家族との関係がかなり良好になり、子供からの信頼も厚くなる実感がありました。
子供との時間が長いと感情的になってしまうことがありますが、子供に寄り添った対応ができるのが発達にも良いですし、最善なのだとは思いますが人間ですからうまくいかないこともあるかと思います。
しかし、それが当たり前になってしまうと、不安から子供が委縮しまったり、逆に乱暴になってしまうなんてこともあるそうです。
もしも、感情的になっていることに悩んでいたり、家族からの指摘、子供の様子から感じることがある方は一度この記事の対処方法を試してみてください。