【猛暑でも家で遊べば大丈夫】家の中でできる「夏ならでは」の遊びアイデア

子育て・出産

子育て中の皆さんお疲れ様です。
猛暑が続く日本の夏ですが、年々暑さが増していて、子供を外で遊ばせるのも危険なレベルの暑さになってきましたね。
でも、だからといってずっとテレビやタブレット漬けになるのも避けたい…。
そんなときは、おうちの中でも夏っぽさを感じられる遊びで、子供の五感や想像力を刺激してみませんか?

今回はいつもの子育て情報から趣向を変えて、未就学児〜小学校低学年の子供におすすめの「夏ならではの室内遊びアイデア」を紹介していきます。
筆者も家でやってみたものもありますが、どれも手軽・安全・準備しやすいものばかりなので、ぜひ親子で楽しんでみてください。

おススメの室内遊び

おうち縁日ごっこ

日本の夏と言えば縁日ですが、全国的に自治体で行っていたお祭りは、少子高齢化の影響で年々数が少なくなっていたり、猛暑の影響で夏に開催できなくなっていたりします。
そこで!お家で縁日をやってしまいましょう!
もちろん本物の縁日とは違い食べ物の数や遊ぶものは絞られてしみますが、反対にいえば絞ってしまえば家でもできるということです。
リビングやお風呂、キッチンなどを使って縁日の出店のように子供と回りましょう
おすすめの屋台ごっこは次のとおり

  • かき氷屋さん(市販のかき氷機+好きなシロップ)
  • ヨーヨー釣り(ビニール袋と輪ゴムで作成)
  • スーパーボール掬い(ペットボトルを切ってカップ、割りばしで持ち手を作る)
  • 輪投げ(ペットボトル&紙皿)
  • わたあめごっこ(ティッシュや綿で代用※食べられません)
  • 焼きそば、たこ焼き(みんなで庭やベランダで食べれば雰囲気UP)

子供に「お店屋さん」や「お客さん」になってもらえば、おままごと好きな子供には大ヒット間違いなし!
また、計画の段階から子供と一緒にアイデアを考えると、子供の想像力を伸ばすのにも役立ちます

お風呂場でひんやり水遊び

対策をしっかりしないと、ビニールプールで水遊びをしていても熱中症のリスクは避けられませんが、お風呂場は水遊びを安全かつ気軽に楽しめる最高の場所です。
難点としては、お風呂がそこまで広くないことではありますが、遊び方を上手に工夫してあげれば、子供たちが遊ぶには十分です。

  • 水鉄砲あそび
  • カップやスプーンで水の移し替え
  • 洗面器に氷を浮かべて「氷すくい」遊び
  • 「スライム」で感触遊び

お風呂なら汚れやすいスライム遊びをしても、すぐにきれいにできる点もいいところですよね。
暑い日は日中にお風呂で遊び、そのままシャワー→着替えにすれば時短にもなるので、忙しい時にも助かります。
ずっと見守れない時は、お風呂の水は抜いておくなど、事故のリスクは少しでも減らしておきましょう。

氷の宝探しゲーム

氷の中におもちゃやビーズを閉じ込めて、「冷た〜い!」と遊ぶ感覚あそびは暑い夏にもぴったりです。
探すときの面白さや触ったときの冷たい感触を感じることが出来るので、子供の発達にも役立ちます。
氷の宝物探しは以下のようにやってみましょう。

  1. 製氷皿やカップなどに水を入れて、フィギュアやおもちゃを入れる
  2. 冷凍庫でしっかり凍らせる
  3. スプーンやスポイト、ぬるま湯で氷を溶かして宝物をゲット

塩をかけると氷がすぐに溶けるため、実験のようになるのも子供の好奇心を刺激してくれます。
他にも子供なりに早く宝物ものを取り出せるように工夫していくため、想像力も育ちます。

夏をテーマにした工作タイム

工作が好きな子供にピッタリなのが、夏モチーフをテーマにした工作です。
夏の思い出を形にすることで、記憶の定着にも役立ちますし、自然にある花などを使って工作をすれば、より一層季節を感じることが出来ます。

  • 花火アート(黒い画用紙+スタンプや絵の具で)
  • すいかの切り紙やうちわ作り
  • 貝殻・ビーズで風鈴づくり
  • 手形で「ひまわり」や「カニ」などを描く
  • ひまわりの花びらを使って似顔絵づくり

完成した作品を飾ると、部屋も一気に夏らしくなりますし、子供の自己肯定感を育むのにも一役買ってくれます。

おうち映画館ごっこ

暑くて外に出れない時は部屋を少し暗くして、おやつとドリンクを準備、テレビを使って「おうちシアター」を開催するのもおススメです。
子供達も映画が終わるまでは静かにしてくれるため、その間に家事などを片付けることも出来るので、ママやパパも助かりますね。
とはいえ、長時間の視聴は目にもよくないので、1本など区切りをつけて楽しみましょう。

おすすめ夏系アニメや映画:

  • 『となりのトトロ』
  • 『崖の上のポニョ』
  • 『モアナ』
  • 『クレヨンしんちゃん 夏休み特集』
  • 『おしりたんてい』や『パウパトロール』の夏エピソード

チケットを紙で作って配ったり、ポップコーンを作ったりするとより雰囲気が出ますし、子供達の非日常感も増すので、おススメですよ。

手作りひんやりおやつ

夏らしい「食の遊び」も子供たちが楽しめます。
アイスやゼリーなどで夏らしさを演出してあげると、おいしく夏を感じることもできますよね。
作るのは大変ですが、子供と一緒に作ると食育にもなるのでおススメです。
作るものはYouTubeなどにもたくさん掲載されていますが、ここでは一部だけ紹介します。

  • アイスキャンディー:ジュース+フルーツを製氷皿で凍らせるだけ
  • フルーツポンチ:炭酸水でしゅわしゅわ感が楽しい
  • ゼリーや寒天の型抜きあそび
  • チョコバナナごっこ(溶かしたチョコにトッピング)

夏のテーマで読み聞かせ

夏をテーマにした絵本は、季節感や自然への興味を育てるのにぴったりなうえ、意外と多くあります。
子供と一緒に本屋さんに行って一緒に選ぶと子供の興味も湧きますので、選ぶところから楽しむことが出来ます。
絵本の読み聞かせは子供の情緒を育むのにも役立つので、たくさん読んであげてください。
また、絵本を読んだあとに関連する遊びに広げると、より深く楽しめます。

ベランダやお庭で夜のピクニック

夜風の中、家族でベランダや窓辺、お庭などにレジャーシートを敷いて「夜のピクニックごっこ」も非日常感を味わえます。
簡単なおやつや飲み物を用意して、星を眺めたり、風鈴の音を聞いたりして「夏の静かな時間」を楽しめます。
もちろん蚊などへの対策は必須ですが、非日常感は子供にとって長く記憶に残りやすいので、家族の思い出作りには最適です。

昆虫図鑑ごっこ

外に出られなくても、図鑑や写真、YouTubeなどを使って昆虫やセミの観察ごっこができます。
実際に触るわけではないので、ママやパパが虫を触れなくても問題ありません。
子供の知的好奇心や自然や命に対する興味を育てるのに一役買ってくれますが、「見るのもダメ」という人もいるので、子供やママ、パパの好みをしっかり把握して、無理はしないようにしましょう
図鑑や写真、YouTubeを活用して以下のような遊びに広げることも可能です。

  • 虫の名前や鳴き声をクイズにしてみる
  • 画用紙に好きな虫を描いて、オリジナル図鑑を作成
  • 手作り虫めがねで探検気分!

風遊び

風をテーマにした遊びは、暑い夏に心地よさを感じさせてくれますよね。
扇風機やサーキュレーターを使って、風を視覚的にも感じれる遊びをしてみると、風の力を楽しみながら、理科的な感覚も身につきます

  • かざぐるまを手作り
  • ハンディ扇風機やうちわで風を当てて回してみる
  • 扇風機の風にリボンや風船を乗せてレースしてみる

音あそび

日本の夏と言えば風鈴ですよね。
プラカップや鈴、ビーズなどで簡単に作れる手作り風鈴を作ることが出来ます。
手作り風鈴なら使う材料での音の違いを楽しんだり、自分でデザインしたりと自由度も高い遊びです。
オリジナル風鈴が完成したら、窓辺に飾って風に揺らしてみましょう

おばけにちなんだ遊び

夏といえばおばけですよね。
絵本や歌の影響なのか子供もおばけを怖がりながらも、どこか親しみを持っていることも多くあります。
子供の想像力をくすぐるちょっとした「非日常」遊びとして、おばけをテーマに色々な遊びをしてみましょう。

  • 夏にちなんだこわいけどちょっと笑えるなぞなぞ
  • 自作のおばけカードで記憶ゲーム
  • 懐中電灯で影絵あそび

「夏の思い出カレンダー」づくり

ママやパパが小学生の頃にやった絵日記のように、1日1つ、「今日楽しかったこと」「見たもの」「食べたもの」などをイラストやシールで記録するカレンダーを作ってみましょう。
写真を添えてみたり、動画にしてみるのも面白いかもしれません。
夏休みの記録にもなり、あとで見返して思い出を振り返る楽しみにもなりますし、とくにママやパパにとっては宝物になりますよね。

注意事項

紹介した家遊びも安全そうに見えて、水・小物・食材・感情など注意すべきポイントがあります。
ただし、事前にリスクを把握しておけば、安心して思いっきり楽しめますので、無理をせず「見守り+ちょっと手を貸す」くらいの距離感で、親子ともに楽しめる夏遊びを実践してみてください。

窒息・誤飲

ビーズやボタン、寒天、ゼリーなど小さな材料を使う遊びでは、とくに3歳以下の子供は窒息の可能性もあるため誤飲しないように必ず大人が見守りましょう

転倒

水を使った遊び(お風呂場・氷遊び・スライム遊びなど)は床が滑りやすくなるため、マットを敷いたり拭き取りをこまめにするなどの対策をしっかり行ってください。

食材の取り扱い

手作りおやつや工作に食品素材を使う場合、子供のアレルギーにも気をつけるとともに、食材を使った工作(寒天、チョコなど)誤って食べないよう伝えておきましょう。

怖すぎる内容に注意

おばけ遊びやなぞなぞなどは、子供によって怖がり度合いが違うので、トラウマにならないよう注意しておきましょう。
怖い話は「面白くてちょっと怖い」程度に留めておくのがおススメです。

無理強いをしない

工作やゲームなどでも、興味がない子供にはストレスになることもあるため、無理強いはせずに必ず「やりたい?」と確認して、自由参加にしましょう。

衛生面・清潔の確保

寒天・氷・水などを使った遊びでは、終わったらすぐに片付けと掃除をおこない、食材を使った遊びでは手洗いや清潔な調理環境を確保しましょう。


サポートをしっかり行う

火や熱を使う(チョコ溶かしなど)などの事故が起こりやすい場面は、必ず大人が付き添い、補助することが前提です。
とくに小さい子は集中力が短く、途中で飽きたり疲れたりするので、柔軟に切り替える姿勢も重要です。

まとめ

近年の日本では年々暑さも厳しくなっており、暑さでお出かけが難しい日も、ちょっとした工夫で「夏らしさ」は室内でも楽しむことが出来ます。
親子で一緒に準備したり、作ったり、笑い合ったりする時間が、何よりの思い出になります。

今回紹介したアイデアも、1日1つずつ試していくことで長く楽しむことが出来るので、出来そうなものからぜひ試してみてください。
ママとパパにとって負担もあるとは思いますが、子供達が夏もたのしいものだと感じてくれれば、うれしいですよね。
ぜひ、家の中で「夏の冒険」を楽しんでみてください。