【読んでほしい育児本紹介】子供を犯罪者にしないための予備知識【犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉】
※本ページはプロモーションを含みます
子育て中の皆さんお疲れ様です。
自分の子供を犯罪者にしたい親はいないはず、でも実際に子供が「万引き」や「いじめ」「暴力」「薬物」などの犯罪に手を染めるケースがあります。
今はSNSなどでも情報の拡散が行われ、デジタルタトゥーとして一生残ってしまったり、子供の情報だけではなく、家族にも大きな影響を与えることも当たり前になってきています。
今回はそんなリスクを下げるため親として知っておきたい予備知識として、犯罪心理学者の出口保行先生がわかりやすく解説している本「犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉」をご紹介します。
内容
この本は、犯罪心理学者として実際に犯罪を犯してしまった子供たちの精神分析などに携わり、そこで得た知見や長年の経験から、犯罪者となってしまった子供たちの家庭環境や親の対応を分析して、犯罪のケースごとに子供への間違った対応をわかりやすく解説してくれています。
今まで良かれと思ってかけていた応援の言葉や、期待する言葉が逆効果どころか子供を追い詰めている場合もあります。
この本では日常生活でもよく聞く言葉のデメリットと、その先にある子供たちへの影響を犯罪ごとに教えてくれます。
悪気はなかった、当たり前にあること、愛情ゆえに…親である私たちは育ってきた環境や知りえた知識などをもとに子育てをして、子供たちを自分なりに愛情を注ぎますが、子供たちにかける言葉の結果はすぐにはわかりにくいものです。
言葉のデメリットを理解しないままに日々の積み重ねにより、子供たちが10~20代になったときに現れ、大きなキズを残してしまうこともあります。
この本では実際にある子供たちの犯罪ごとに、心理学に基づいたアプローチの方法や、間違った声掛けをわかりやすく解説してくれています。
著者はどんな人?
著者である「出口 保行」さんは、国家公務員上級心理職として法務省に入省後、全国の少年鑑別所、刑務所、拘置所で犯罪者を心理学的に分析する資質鑑別にて、1万人を超える犯罪者への心理分析を行い、その後は「東京未来大学こども心理学部長」をされています。
犯罪心理学において、とても有名な先生であり、その知見や経験を活かして、子供の犯罪心理や、防犯などにおいてもご活躍されています。
なにが響いたの?
今まで筆者は子育ての中で、NGな行動として子供が委縮してしまうなどをデメリットとして記事を書いてきましたが、この本はその先である「犯罪者にしてしまう可能性」を取り上げています。
もちろん、子育てに正解は無いですし、絶対もありません。
仮にNGな行動をとってしまったからと言って、全員が犯罪者になることもありません。
しかし、この本は実際に犯罪を犯してしまった子供たちの事例を紹介しながら、伝えるべき言葉やよくない言葉を解説しており、今まであまり考えていなかった子供が犯罪を犯してしまう可能性に向き合うきっかけになりました。
どのような人に読んでほしい?
子供の将来を真剣に考えている、習い事や勉強に力を入れているママやパパはぜひ一読していただきたいです。
親としては子供によい人生を歩んでもらいたいと思うのは当然です。
ですが「親」であるママやパパは完璧ですか?絶対にそんなことはありません。
時にはママやパパも立ち止まって顧みることで、今まで子供たちが頑張ってきた、辛かった、もっと見てほしかったのサインに気が付くことが出来るかもしれません。
今回紹介している本には「頑張れ」の言葉が与える子供への影響や、結果だけを見て途中のプロセスから子供を認めてあげる重要性についても解説されています。
子供のことを真剣に考えているからこそかけていた言葉が裏目に出てしまう危険に、改め気が付くこともできると思います。
本の知識は役に立った?
「犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉」では日常的に使用している言葉や対応の危険性やどのようなアプローチがよいのかを心理学的にも解説していると前述したとおり、今まで子供にかけていた言葉を顧みたり、その先にある犯罪者になるかもしれないリスクを考えるきっかけになりました。
我が家では夫婦でこの本を共有して、今までの対応や言葉について話し合を行い、共通の認識を持てるように努めています。
また、子供にも「○○みたいな言葉をかけられた時、どう思った?」と聞いてみるなど、コミュニケーションをとるようにしています。
もちろん毎日ではありませんが、頭の片隅に覚えておくだけでもふとした時に軌道修正をすることが出来るので、知識として蓄えておくだけでも大きな価値があるように感じています。
他の育児本と何が違う?
他の育児本では、「こう育てるとこういう効果がある」など子供への接し方とその効果について、説明されていますが、その「結果」の部分が短期的な効果でしか記載されていないことが多いです。
実際に大人になるまで、もしくは一生を追い続けることはできませんし、仕方のないことなのですが、「犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉」では実際にあった犯罪のケースを紐解いて、「こうしていれば」を言語化して解説している、いわば犯罪に対して「逆算」して対応を教えてくれる本であると言えます。
本の購入
今回ご紹介した「犯罪心理学者が教える子どもを呪う言葉・救う言葉」にはマンガ版、書籍版、電子初期版など複数の形式で発売されています。
読みやすい形式に合わせて購入が理想的ですが、マンガ版でも解説部分のすべてがマンガで解説されているわけではないので、文章を読む必要があるため、ご注意ください。
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