子育て中のママ、パパお疲れ様です。
お子さんが何に興味があるかはご存じですか?
「何か習い事をさせたいけど、子供が何に興味があるのかわからない」「興味がありそうだから始めた習い事も最近はつまらなそう」など一緒に暮らしていても子供の「興味」って難しいですよね。
無理やりやらせても長続きしなかったり、上達も遅かったり…本来であれば子供がしっかり興味を持って身につく何かをさせてあげたいママやパパも多いはずです。
今回はそんな子供の「興味」を引き出し、育てる方法について紹介します。
目次
子供の興味を引き出す方法
昨今では共働きの家庭も増えて、休日も疲れてしまい、結果として子供に時間をかけることが難しくなり、結果として子供とのコミュニケーションが減ってきている家庭が多いそうです。
実は知っている気になっていたなど、勝手に子供を自分の考えにあてはめているだけのケースが意外と多いようです。
では、子供の興味を知るためにはどうすればよいのか、子供の興味を引き出す方法を紹介していきます。
よく観察する
当たり前ですが、まずは子供をよく観察することが重要です。
いつもの様子とは少し違い、「集中」「興奮」など言動に違いが現れることが多いため、遊んでいる様子や会話からも子供が何に興味があるのかを知ることが出来ます。
行動の変化はありませんか?遊ぶときにすごく集中している、特定のスポーツをしている時や見ている時にテンションが上がっているなど、いつもと違った行動などは興味をひかれている可能性があります。
話題や話し方に変化はありませんか?よく出す話題や話すときのスピードや声のトーン、興奮気味に話すなど普段の会話とは違った様子があれば、興味を持っているものであることが多いです。
親が見ていない時の様子を聞いてみる
先ほども述べた通り、子供との時間が減っている場合、子供たちは他の人と接している機会が多くなっているとも言えます。
いつの間にかできるようになっていることが増えていたりなど、子供の成長に驚くことがあるように、子供たちは親と一緒にいない時にも多くの学びを得ています。
親が見ていない時と言えば多くが、保育園や幼稚園、学校などが当てはまると思います。
その時の様子を知るためには、例えば保育園や幼稚園、学校の先生などに子供がどんな遊びや勉強に熱中しているかを聞いてみるのも非常に有効です。
園や学校の話を子供から聞いてみて、会話から探してみるのもよいかもしれません。
また、子供の友達に「最近何の遊びをしているの?」とそれとなく訪ねてみるのも、友達から見た子供の様子を知るいい機会になります。
体験する・知る機会を作る
昨今では、スポーツだけに限らず体験型アクティビティや専門的な学問も動画としてコンテンツ化されているため、子供が様々なモノに触れるための環境は整っていると言えます。
一緒に動画を見てみたり、一緒に出掛けて体験や見学をしてみるなど、子供が様々なモノに触れる機会を作ってあげましょう。
親と一緒に体験したり経験してみて、「楽しかった」という経験は興味にもつながるため、できるだけママやパパは一緒に体験した際に否定的な言動は控えましょう。
体験した中に子供が興味がある場合、深く知ろうとしたり、また行きたいなどの言動が見受けられると思います。
興味を引き出すためには色々なモノがあることを知らならないため、子供に機会を作ってあげることは子供の興味を引き出すためにはとても重要です。
否定しない
意外と子供はママやパパの言動を観察しています。
例えばテレビで嫌いなスポーツがやっていた時などに「なんで○○なんてやっているんだよ」「つまらない」など否定的な言葉を使っている場合は要注意です。
子供が「これはよくないもの」だと思い込んでしまったり、否定されたくない気持ちから、興味を持っているけど知られないようにしたりなど、子供の興味を奪ってしまうことにもつながります。
また、子供が興味がありそうなものをママやパパが認められないケースも存在します。
人に迷惑をかけたり、犯罪につながるモノに興味を持ってしまった場合には、話し合うことが必要ですが、例えばママやパパの中で「運動よりも勉強」などの教育方針を持っていた場合に、それとは違ったモノに興味を持ってしまった時に、否定的な意見で矯正しようとするのは非常に危険です。
興味を持ったことを否定されると、やる気を失ったり、他のことにも興味を持てなくなってしまう場合もあります。
なるべく子供の意思を尊重し、可能であれば興味を持ったことをやらせてあげてください。
子供の興味を育てる方法
たとえ子供が興味を持っていることが分かったとしても、すぐに飽きてしまう、諦めてしまう状況にになってしまっては意味がないですよね。
では、子供たちが興味を失わないように、興味があることに熱中できるようにするために、ママやパパはどうすればよいのでしょうか。
ここでは興味を育て方法についてご紹介します。
「やりたい」をやらせてあげる
まずはやりたいことをやらせてあげましょう。
興味があることでも、その分野すべてに興味があるとは限りません。
興味があるモノの中でも、とくにのめりこんでいるのは何か、集中しているのは何か、時間を割いているのは何かなど、よく観察してあげて下さい。
とくに興味を持っていることをママやパパも一緒にやってみる
親と一緒にやってみることで、興味があることの違う一面が見えたり、理解が深まったり、より楽しめるなど、子供がさらに興味を深めていきます。
また、自分の好きなことや興味があることに、ママやパパも興味があったり、理解してくれると思えるのはそれだけで、子供はうれしく思います。
たくさんのことに興味を持ちやすい子供の場合、全部一緒にやってあげるのは非常に難しいですが、観察した結果、とくに興味がありそうなことを一緒にやってみましょう。
褒めたり実績を見える化する
興味を持ってやった結果、作品が出来上がったり、新しいことを知り報告してくれた時などに、「すごいね!」「よく頑張ったね!」などしっかり子供をほめてあげましょう。
また、その作品を家に展示したり、写真を撮って飾る、賞状を作ってあげるなど、子供がやったことの実績を認めて、目に見える形で残してあげることも、子供の興味を育てるのに役立ちます。
褒めたり認めてあげることで、子供の自己肯定感を高めてあげることが出来ます。
ママやパパのサポート
子供の興味を育てるにはママやパパのサポートは必須です。
例えば前述した「一緒にやってあげる」以外にも、準備を手伝ったり、関係するところに連れて行ってあげたり、本などを買ってあげることで、子供は応援されていると感じます。
興味があることについてもっと知りたいと思った時、子供はもっとも身近なママやパパに質問をすることがあります。
しっかり質問に答えてあげたり、わからなけば一緒に考えたり調べたりすることも重要ですが、時には「どうしてそう思ったの?」「わからないから、調べて教えてほしいな」など子供自身に考えたり調べたりしてもらうことも大切です。
自分で考えることや調べる力をつけることにより、達成感を感じたり好奇心や興味を育てることにもつながります。
ママやパパのサポートが非常に重要ですが、場合によっては自分で考え乗り越えることも必要です。
なんでもやってあげてしまうのは、逆効果になってしまうこともあるので注意しましょう。
やらなけばならないことをそっちのけの場合
興味があることが多すぎると、寝る時間が遅くなってしまったり、ご飯やお風呂に入りたがらないなども起こってきます。
その場合には「子供に時間の配分」を考えさせましょう。
親が勝手に時間を決めてしまうのではなく、子供と一緒に考えることにより、子供も時間を意識していくようになります。
時間をしっかり意識させて、忘れている場合には声掛けをしてあげると、子供自身も自分で時間を決めている手前、納得して動いてくれるケースが多くなります。
まとめ
子供が何に興味を持っているのか意外と知らないママやパパも多いと思います。
日常の中で、興味があることが少ない子供は、まだ興味があることに出会っていないとも言えます。
当然ですが子供たちは、ママやパパと比べて経験していることや知識が圧倒的に少ないため、興味があることが見つからない場合には、外に連れ出していろいろなアクティビティやスポーツを見学したり体験してみるのもいいでしょう。
図鑑や勉学に興味を持つ場合もあるため、動画など通して色々なこと知ることも大切です。
そして、親として一番大切なことは否定したり偏見を持たずに、子供の意思を尊重してあげましょう。