【猫舌は治せる】温かいご飯の美味しさを味わってほしい!子供が猫舌にならないためのトレーニング方法

食育

子育て中の皆さんは猫舌ですか?
人によって程度の違いはあれど、猫舌の人は意外と多く、筆者の子供もラーメンなど食べ物も、かなり冷めてからじゃないと食べられないということがありました。
麺とかも伸びてしまって、伸びる前の美味しい状態で食べてほしいなと思うのですが、子供だし仕方ないのかなと思いつつ、「熱い!」というものを食べてみるとかなり「ぬるく」なっていてもしかしたら猫舌かもしれない…。
温かい食べ物の美味しさも知ってほしくて、猫舌について調べてみましたのでご紹介します。
猫舌が悪い!という意図ではなく、自分の子供にこうあってほしいという考えで書いています。

猫舌の原因

一般的に口腔内は50~60℃までの温度に耐えられるといわれています。
猫舌の人はそれ以下の温度しか耐えられないのかというとそうではなく、耐えられる温度については、個人差がほとんどないそうで、「舌の使い方」が大きな違いだそうです。
猫舌の人は温度を感じやすい、「舌の先」で熱い食べ物を受け止める傾向にあり、猫舌ではない人は「舌の中央」や「舌と下あごの空間」で熱いものを受け止めるそうです。
この舌の使い方が、猫舌かそうじゃないかを分けている大きな要因になっています。
そのためしっかりトレーニングをして舌の使い方を学ぶことで、猫舌は誰でも治る可能性があります。

猫舌は遺伝する?

結論から言うと遺伝はしないそうです。
よく聞く親が猫舌だと子供も猫舌になるというのは、猫舌の親だと熱い食べ物を子供に用意しないから、子供も熱いものを食べる機会が少なく、使い方がうまくならないのが原因だそうです。
逆に親が猫舌ではないと、熱い料理が出てくる機会も多いため、自然とトレーニングしているのかもしれませんね。

「生まれつき」が原因?

舌が薄い、神経の数が多いのが原因など、いわゆる「生まれつき」の体質として語られることもしばしばあるようですが、舌の厚さや神経の数に個人差はほとんどなく、舌の構造が原因としているのは科学的根拠が薄いそうです。
とはいえ、温度の感じ方は人それぞれに違うそうなので、口に入れても大丈夫かは注意したいですね。

猫舌のトレーニング方法

猫舌の改善に重要な「舌の動き」を改善するためのトレーニング方法を2つ紹介します。
いずれも重要なのが温度を感じやすい、「舌の先に触れさせない」を徹底することです。
また、トレーニングする際の温度には気をつけて口の中をやけどしないよう注意してください。
舌の使い方も運動と一緒で、一度で改善するモノではないため、日々意識しながら徐々に慣らしていきましょう。

アールタベ~ル法

猫舌ではない人が熱いものを食べる際に「下の前歯の後ろ側のスペースを開けそのスペースに熱いものを少しずつ流し込んでいる」と調査結果わかったそうです。
そのため「R(アール)」の発音をする際に舌が後退して、舌の下側に隙間ができているかと思います。
その隙間で熱いものを受け止めるようにしてみましょう。
慣れていないと意識しずらい部分があるかと思いますので、その際は下の前歯の裏側に歯ブラシを当ててみましょう。
自然と舌が引っ込んでいるのが認識できるようになります。
舌が引っ込んでいる状態で、50℃前後のお湯などで繰り返しトレーニングし、慣れてきたら徐々に温度を上げてみましょう。

舌を伸ばさない食べ方

猫舌の人は舌を伸ばした状態で、熱いものを受け入れてしまっている状態が多いようです。
舌の先は熱いものに敏感なため、熱い食べ物は舌先に触れないように舌の中央に置くことを意識しましょう。
舌の中央に置くといっても、舌を伸ばした状態で中央に置くのは難しいし、食べている途中だと口の中が見えやすく、マナー違反にもなりそうです。
そこで舌の先を下の歯の裏側に押し付けてみてください。
自然と舌先が隠れて舌の中央部分が前に出てくるのがわかるかと思います。
この状態で、普段熱いと思う食べ物を食べるトレーニングをしてみましょう。

番外編:応急処置

トレーニング方法を紹介してきましたが、即座に解決する方法をご紹介します。
それは、「木のスプーンを使い熱いものをいつもよりも少し奥に置く」ことです。
木のスプーンは金属と違い熱を通さず、舌が触れても熱さを感じにくいため適しており、スプーンだとものを運びやすく、理にかなっているそうです。
ちなみにスプーンを使う文化の人たちは猫舌も多いそうで、そういった意味でも、猫舌の人にはお勧めの食べ方ですね。

まとめ

筆者が猫舌ではないため、今まで猫舌の事を知ろうともしていませんでしたが、家族が猫舌で同じ「おいしい」を共有できないことから調べ始めましたが、調べてみると日々のトレーニングで改善することができると知って、安心しました。

舌の先を熱いものに当てないようになど、意識したことはなかったため、子供に教える機会がなく、知識をつけて意識をしてみると、実は使っていなかったことに驚きつつ、自分が無意識でも知ることで子供に教えられることがあるということを、改めて認識させられました。
ぜひ猫舌でお困りの場合は、紹介した方法を試してみてください。